個別指導塾のデメリットとは?
個別指導塾の「個別」が意味するもの
個別指導塾というと、家庭教師のような授業を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。もちろんそのイメージは間違いではありませんが、ここで取り上げたいのは「個別」という表現です。
多くの個別指導塾では、講師1人が3人程度の生徒を同時に指導するというスタイルをとっており、「1対1」であることが前提ではない場合が多いのです。そうなると、講師が別の生徒を教えている間は、与えられた課題を1人で解くことになります。途中でつまずいても、すぐに講師が自分のところに来てくれるとは限りません。自習する習慣がある程度身についている生徒でなければ、ただ放置されている気分になってしまうかもしれません。塾を見学する際は、講師が何人の生徒を、どのような時間配分で指導しているのかといったことに注目してみてください。
「オーダーメイド授業」の実態とは
個別指導塾のメリットとして、いわゆる「オーダーメイド」でカリキュラムを決められることが挙げられます。しかし、これはデメリットになるケースも考えられるのです。ポイントは講師力です。
一斉指導とは違い、個別指導の場合はあくまで生徒個人の能力に合わせて授業を進めていきます。講師がその生徒の弱点をしっかりと把握し、どのような目標に向かって勉強をしているのかを理解しているかどうかが非常に重要です。個別指導塾は、講師の側からすると非常に自由度の高い空間なので、講師の力量によって指導の幅が大きく左右されます。悪い例として、実体のない授業が行われていたとしても、塾の外からは見えません。入塾を検討の際は、必ず塾へ足を運び、授業を見学するようお勧めします。塾内の生徒数と講師数をそれぞれ聞いておくのもポイントです。